玉川学園 中学部・高等部
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9TAMAGAWA ACADEMY12の教育信条1全人教育教育の理念は、人間文化のすべてをその人格の中に調和的に形成することにある。その展開にあたっては、「真・善・美・聖・健・富」という6つの価値の創造を目指した教育を追求している。2個性尊重教育とは、一人ひとりの唯一無二の個性を充分に発揮させ、自己発見、自己実現に至らせるものでなければならない。個性尊重の教育とは、一人ひとりの人間をより魅力的な存在へと高めていくことである。3自学自律教えられるより自ら学びとること。教育は単なる学問知識の伝授ではなく、自ら真理を求めようとする意欲を燃やし、探求する方法を培い、掴み取る手法を身に付けるものである。4能率高き教育一人ひとりにとって無理無駄がなく効率高い適切な教育のため、学習環境の整備、教材の厳選、教授法の工夫改善、コンピュータとネットワークの活用など、学習意欲を高め、能率を増進させる努力を行う。5学的根拠に立てる教育教育の根底には、確固とした永劫不変な教育理念がある。その実践のためには、論証が繰り返され、科学的実証が蓄積され、確固たる信念の下に教育活動が行われなければならない。6自然の尊重雄大な自然は、それ自体が偉大な教育をしてくれる。また、この貴重な自然環境を私たちが守ることを教えることも、また大切な教育である。7師弟間の温情師弟の間柄は、温かい信頼に満ちたものでなければならない。温情とは甘やかしを意味するものではない。同じ求道者として厳しさの中にも温かい人間関係を大切にしていくことである。8労作教育自ら考え、自ら体験し、自ら試み、創り、行うことによってこそ、真の智育、徳育も成就する。目指すところは、労作によって知行合一の強固なる意志と実践力を持った人間形成である。9反対の合一国民と国際人、個人と社会人、理想と現実、自由とルール。これらの反対矛盾対立する二面を一つに調和していく試みに挑みたいものである。10第二里行者と人生の開拓者マタイ伝に「人もし汝に一里の苦役を強いなば彼と共に二里行け」ということばがある。目指すべきところは、地の塩、世の光となる、独立独行の開拓者的実践力を持つ人材の養成である。1124時間の教育教師と学生がともに働き、ともに食し、ともに歌い、ともに学ぶという師弟同行の教育。教育は限定された時間内だけではない。any timeの教育を目標に、生活教育、人間教育を大切にしていきたい。12国際教育今、「地球はわれらの故郷なり」という広い視野と気概を持った国際人が求められている。語学の習得に満足することなく、豊かな国際感覚を養うため、地球のあらゆる場所で行えるany placeの教育を目指している。9TAMAGAWA ACADEMY6つの価値を重視する「全人教育」「玉川アドベンチャープログラム(TAP)」で自ら挑戦する心を育む創立者・小原國芳は「全人教育」を教育理念とし、人間形成には「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を調和的に創造することが大切であると考えました。学問の理想は「真」であり、道徳の理想は「善」であり、芸術の理想は「美」であり、宗教の理想は「聖」であり、身体の理想は「健」であり、生活の理想は「富」であると考え、これらすべての人間文化を豊かに形成することを教育の根幹に据えたのです。さらに、この理想を実現するために12の教育信条を掲げました。アドベンチャー教育の哲学・手法を取り入れて玉川学園の全人教育と統合した体験学習プログラム「玉川アドベンチャープログラム(TAP)」。学内に設置されたチャレンジコースを使い、グループで課題をクリアする過程で、自ら一歩を踏み出してチャレンジすること、友達の挑戦を見守ること、お互いに信頼し、協力し合うことを学んでいきます。本物にふれる教育一流のものを子供たちに触れさせることに意義を感じた創立者・小原國芳は、1930年にはオーストリアから“スキーの神様”ハンネス・シュナイダー氏を招聘しました。「習うなら世界一に」という子供たちの願いを耳にし、総領事館に直接交渉して実現したものです。招聘費用の捻出に奔走する苦労もありましたが、一流に学ぶことの尊さをよく知っていたのです。シュナイダー氏の来日は、日本アルペンスキーの進歩に多大な足跡を残しました。玉川モットー「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先に微笑を以って担当せよ。」玉川学園の創立者・小原國芳が、困難に立ち向かい、それを担う気概のある人材が生まれることを願って掲げた「玉川モットー」です。高学年校舎前の石碑にも刻まれたこのモットーは、今も全学共通の実践目標となっています。

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