桐朋女子中・高等学校
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言語技術教育(中学3年・高校1年 英語の授業) 言語技術教育(Language Arts)は、言語によって論理的に思考し、発信する力を養うことを目的としたもので、欧米では古くから母語教育として広く行われていました。「対話」「物語」「説明」「論証」「分析」の5つの技能の訓練を、はじめは母語である日本語で行います。日本語によって思考・発信する力をしっかりと身につけたうえで、英語でも同じことができるようになることを目指します。授業は生徒主体で、討論によって進み、作文によって完結します。なお、本校の言語技術教育は、本校卒業生の三森ゆりか氏が代表を務める「つくば言語技術教育研究所」と連携して運営しています。言語技術教育を受けている生徒の声・ 筋道を立てて、話をすることができるようになった。・ 作文を書くときに、どのように書けば相手にとってわかり やすいかということを意識し、事前に文章の構造を計画立て るようになった。・ 物語の構造がわかって、読書をより一層楽しめるようになった。言語技術の授業内容の例① 「文字を書くとしたら、鉛筆とボールペンのどちらを選ぶか」につ  いて議論をする。論点を整理し、いずれかの立場で意見文を書く。② 物語を聞き、その内容が相手に伝わるように原稿用紙に再現する。③ フランス共和国の国旗を知らない人が、それを頭で描けるように  説明する。議論を通して情報を整理し、説明文を書く。言語技術教育の体系的指導プログラム目的応用基礎導入問答ゲーム交渉プレゼンテーション対話議論ディベート物語創作活動再話創作要約説明状況説明レポート描写説明記録報告アピール自立してクリティカル・シンキングする能力の育成自立して問題解決する能力の育成考えを口頭・記述で自在に表現する能力の育成自国の文化に誇りを持つ教養ある人間の育成All Rights Reserved. Copyright© 2015.11, Yurika Sammori,Tsukuba Language Arts Institute論証小論文論文意見文論証文分析本の分析絵画分析映画分析絵の分析テクストの分析言語技術の体系的指導プログラムつくば言語技術教育研究所三森ゆりかことばの力をはぐくむ ~基礎~『論理エンジン』(中学国語の授業で使用) 『論理エンジン』(水王舎)は、日本語の論理的な使い方を繰り返し学習するための教材です。「OS1」では、文と文との間の論理的関係を理解したうえで、文章の要点を読み取る訓練をします。この教材によって、言葉を扱う力の基礎を徹底して訓練します。『論理エンジン』(OS1)の問題例問:以下の文の要点を10字でまとめなさい。「ふいに壁の鳩時計がかわいらしい音色で鳴り出した。」よくある答え 「音色がかわいらしい。」 正しい答え 「鳩時計が鳴り出した。」⇒主語と述語を抜き出すことで、文の要点をつかむことができます。08桐朋女子中・高等学校

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