桐朋女子中・高等学校
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澤田 帰国後すぐの小学校では、あんまり馴染めなかったところもあります。桐朋女子へは帰国枠入試で入り、周囲に帰国生も多くいたことから、他の人たちも帰国生に興味関心を持ってくれて、すんなり受け入れてくれたことが嬉しかったです。泉川 帰国生とそうでない人との隔たりがなく、皆と同じように接してくれて嬉しかったです。意外と普通に話していた人が、実は帰国生だったということもあるくらい普通でした。泉川 入学前は、日本の学校や女子校がどのような環境なのかわからなかったので、とにかく友達作りをがんばろうと思っていました。桐朋女子は行事が盛んなところもあり、文化祭や修学旅行などで同じグループの人たちに積極的に話しかけたり、勉強でわからないところを聞いたりして、馴染もうとしました。最初はカルチャーショックもありましたが、過ごしていくうちにお互いが認め合い、いつの間にか溶け込めました。澤田 帰国後すぐの小学校では、勉強面をがんばりました。帰国生は、英語はできるけどそれ以外ができないという偏見を持たれていましたので、桐朋女子へ入学するときは、英語以外の教科もがんばって、帰国生だからと言われないようにしました。泉川 私も、英語を英語の授業という形で学んできたわけではないので、逆に桐朋女子の英語の授業で、新しい学びがたくさんありました。澤田 本当に、周りの人の方が知っていることとかもあって、素直に友達に聞いたりして教えてもらっていました。海外経験があるからこそ話せることもあったので、お互いが教え合うという感じでした。澤田 私は中1で入学したので、後から入ってくる帰国生を受け入れる側でした。滞在年数や国は様々ですが、みんな発音がいいなとか、英語力が高いなと感じることが多く、ライバルというより自分にとって刺激を与えてくれる良い存在でした。泉川 反対に私は高校2年生で入学したので、新しい世界に加わっていく側でした。そこで驚いたことが、みんなの英語の力が思っていたより高かったことです。帰国生と同じクラスになることが多いので、私もそこでは特に刺激を受けて、まだまだ勉強していかなければと思いました。泉川 入学するときは英語力の向上と大学受験の両方が成り立てばいいという思いだけでしたが、実際に入学してから、体育祭や文化祭などにも参加することができてよかったと思いました。また、リソ講座があったから、いつもの授業では聞きにくい質問など気軽に聞けてとても助かりました。いろんな人と関わりを持つことができ、日本の学校を満喫できたと感じています。1年ちょっとというのは短い時間かもしれないけど、とても濃い時間を過ごせたと思います。澤田 ネイティブの先生の授業や、英会話教室、英会話シャワーなどの様々な活動にも参加して、帰国生としての英語力や感覚のようなものが保てたように感じています。リソ講座では、わからなかったことを気軽に聞けて助かりました。帰国生だけでなく、本当にいろいろな友達がいて、入学する前とは一転して、帰国生であることをプラスにとらえることができるようになりました。6年間満喫したと言い切れるだけの様々な活動もでき、入学してよかったなと思っています。Q1 帰国生として桐朋女子に入学した時の印象は?Q4 桐朋女子に入学して良かったと思うことは?Q3 帰国生同士の関係は?Q2 入学前に心掛けたことや、入学前後の変化は?桐朋女子の帰国生受け入れの歴史は古く、現在も中1~高3まで約120人の帰国生が在籍しています。毎年複数回の編入試験を行い、積極的に帰国生を受け入れています。受け入れる生徒たち、帰国生とも互いを特別視することのない環境、そんな自然体での学校生活について語ってもらいました。高3 泉川さん(高2 9月からの帰国生・中学1年3月から高校2年8月までの3年5ヵ月間イギリスに滞在)4月より国際基督教大学へ進学高3 澤田さん(中1から桐朋生活6年目・小学1年から5年までの 4年間アメリカ合衆国に滞在)4月より早稲田大学へ進学桐朋女子の帰国生受け入れの歴史は古く、現在も中1~高3まで約120人の帰国生が在籍しています。受け入れる生徒たち、帰国生とも互いを特別視することのない環境、そんな自然体での学校生活について語ってもらいました。小学1年から5年までの4年間アメリカ合衆国に滞在)4月より早稲田大学へ進学グローバルな視点をもつ友との会話に新しい発見が帰国生教育33桐朋女子中・高等学校

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