桐朋女子中・高等学校
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御正 「帰国生だから、という差別がなく、みんな心広く優しく対応してくれました。自分の中にあった女子校のイメージとは違っていて、元気で活発な雰囲気だと思いました。」御正 「1つ目は友だち作り。すぐにたくさんの人と友だちになれました。自分の得意分野について話すことができ、すぐ馴染めました。帰国生同士でかたまっていることもなく、色々な友だちがいて楽しいです。2つ目は苦手な科目、特に古典と数学を頑張ること。これはリソ講座※に出て追いつきました。当時は苦手だった古典が今は受験科目となりました。」御正 「みんなの行事に対する情熱がみなぎっていること。例えば体育祭の応援交歓の学年ごとの歌や振り付けを自分たちで創り上げていることや、文化祭の発表もクラス単位で一つの作品を仕上げていること、また有志の発表も盛んなことにとても驚きました。すぐに私自身もクラスや有志での発表に積極的に携わることができました。今まで経験したことのないことなのではじめはびっくりしましたが、とても楽しい時間でした。元気で生き生きとしていて団結力があると思いました。また現地では下の名前で呼び合うのでわかりませんでしたが、桐朋で先輩後輩という関係も知ることができました。これは現地にいたらずっとわからなかったことです。」御船 「すぐに仲良くなれる存在です。帰国生だということを特別に意識したことはありません。実際、現地の日常生活や学校での様子を話してくれるので、とても興味深く楽しく聞かせてもらいました。現地の写真をみせてもらったりすることもありました。それまで、日本が好きでわざわざ日本を出て外国に行きたい、と強く思わなかった私でしたが、自分の目で見てみたい、と思うようになりました。」御正 「1つ目。英語を教えてあげ、一方で古典や数学を教わりました。互いの得意な部分で、お互い高め合えたと思います。2つ目。外国の様々な文化を紹介し、友だちが興味を持ってくれ、実際に一緒に現地を訪れたりもしました。ささやかな異文化交流ができたと思います。」御船 「帰国生の友だちによって、それまでの見方が変わったことが一つありました。それは、9.11事件について話していた時のことです。その友だちと話す前は、9.11は私にとって違う世界のことでしたが、米国から帰国した友だちが9.11について語るその時の声や表情に、実際に大切な人を失った悲しみやその事故の悲惨さや、自分の想像できていなかった何かを感じました。9.11は遠い国のことではなかった、ということを実感し、“世界は広いけれど遠くはない”そう思いました。今までの価値観が変わったというか、違った視点を持てたような気がします。また、帰国生の交流で、外国への興味関心を強くし、実際に自治体の企画する友好都市との高校生交流で派遣され、日本を海外に紹介する体験もしました。日本を出てはじめて日本を客観視できたと思います。これからもっと勉強し、日本の文化を学び、しっかり外国に紹介できるようになりたいと思うようになりました。」Q1 帰国生として桐朋女子に入学した時の印象は?Q2 学校生活で心掛けたことはどのようなことですか?Q4 在校生からみて帰国生はどのような存在ですか?Q5 お互いにどのような影響を受けたり与え合っていると思いますか?Q3 桐朋生活で、それまでには経験したことのない違いを感じたこと はありますか?桐朋女子の帰国生受け入れの歴史は古く、現在も中1~高3まで約120人の帰国生が在籍しています。毎年複数回の編入試験を行い、積極的に帰国生を受け入れています。受け入れる生徒たち、帰国生とも互いを特別視することのない環境、そんな自然体での学校生活について語ってもらいました。高3 御正さん(高1からの帰国生・小6~中3の時シンガポールに3年8か月滞在)高3 御船さん(中1から桐朋生活6年目)グローバルな視点をもつ友との会話に新しい発見が※リソ講座 帰国生が学校生活に早くなじめるように、学習面 の補いを目的として、設置されている講座。帰国生教育29桐朋女子中・高等学校

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