富士見丘中学校
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Message from Graduates 富士見丘は先生と生徒の距離がとても近い学校だったと思います。中高時代に、親とも違う「大人」とどんな話も気軽にできたことは、今思えばとてもありがたいことだったなあ、と実感することも多いですね。というのも私は現在、出版社で企業人向けのセミナーやイベントを企画・運営する部署で仕事をしているのですが、接点があるのはほとんど自分より年上の方々。そうした際も、物おじせずにきちんと話ができるのは、富士見丘時代から、先生という「大人」とたくさん話をしたからだと思うのです。 また、授業以外で取り組む学びが多いのも富士見丘ならでは。小論文コンクールや読書感想文コンクール、スピーチコンテストなど、学内で行われるコンテストは、得意を伸ばし、視野を広げるきっかけになったと思います。取り組んでいるときは大変なのですが、やりっぱなしにするのではなく、皆の成果を冊子としてまとめてくださるので、形に残りますし、自分の成長を振り返るうえでも役立ちます。もちろんこれらの冊子は、今も大切にしています。 富士見丘時代は、当たり前のこととして受け止め、過ごしていた日々も、今思えば、本当に恵まれた環境だったのだなあ、と実感することもしばしば。いつも親身になって対応して下さった先生方、わかりやすい授業、マナーをはじめとする女子校ならではの教育、受験へのきめ細かいサポート、そして一生つきあっていける友人との出会い。本当に宝物のような学校生活でした。 私は現在、東京大学大学院の研究室で、鳥インフルエンザの抗体ワクチンの開発を目指す基礎研究に携わっています。お茶の水女子大学時代は、同じ研究テーマをコンピュータで解析するのみでしたが、今は実際に研究ができるので、よりやりがいも大きくなりました。研究室の仲間は約40名。それぞれの研究内容は異なりますが、皆が「Save the World」(鳥インフルエンザから世界を守る)をスローガンに、研究に明け暮れています。 ここまで「鳥」に興味を持てるようになったのは、富士見丘での自由研究『5×2』のおかげです。私は中1のとき「渡り鳥はどうして毎年同じ場所に戻ってくることができるのだろう」との単純な疑問から、5×2で渡り鳥について調べたことをきっかけに、鳥に関するさまざまなことに興味を持つようになりました。また、富士見丘の先生方が、生徒たちの発想や探究心を見守り、サポートしてくださったことも、将来の目標を見つけるうえでの大きな力になりました。 今はとにかく研究に夢中で、ほぼ研究漬けの毎日ですが、富士見丘時代の友人とは時々会って、食事や旅行を楽しんでいます。旧友たちのほとんどは社会人として働いていますので、彼女たちの仕事の話も刺激になりますし、やはり、一緒にいて心底ほっとできるのは、中高時代の友人たちなんです。 多感な中高時代に、自分の個性を活かし、やりたいことを自由に探究できる環境で過ごせたこと、先生方、そして友人たちに恵まれたことに、心から感謝しています。授業以外の幅広い学びもいっぱい。充実した学校生活でした生徒の個性を尊重し、温かくサポートしてくださった先生方新田 萌夏2012年度卒業筑波大学 社会国際学群卒業東洋経済新報社 勤務奥田 萌2012年度卒業お茶の水女子大学 理学部卒業東京大学大学院医科学研究所 感染・免疫部門ウイルス感染分野に在学中卒業生からのメッセージ21

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