駒場東邦 中学校 高等学校
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今年のインタビューでは池谷裕二先生にお話を伺いました。脳の海馬の研究やAIについての研究をされている方で、非常に興味深いお話を聞かせていただいただけでなく、実験の様子や研究室の内部を見せていただくなど、普通ではできない貴重な体験ができました。雑誌文藝部という伝統ある活動に参加し、一生に一度あるかないかという機会を得られたことに深く感謝しています。今野君 ▶高校3年今年で創刊60周年を迎える雑誌文藝部の部誌「山なみ」。雑誌文藝部員が一年間かけて作り上げます。駒東生の機関誌ともいうべき総合雑誌「山なみ」が創刊されたのは、1959(昭和34)年です。駒場東邦創立直後に発刊された「こまば東邦」を雑誌部が受け継いで始まった「山なみ」は、60年間一度も絶えることなく駒東生の言葉を発信し続けてきました。また1963年からは、精力的に活動なさっている文化人、作家、研究者の方々を訪問し、その知性に直に触れるとともに、若者達への発信を吸収してきました。2017年度の「山なみ」第59号では人工知能を特集し、東京大学薬学部の池谷裕二教授の研究室を訪ね、インタビューを敢行しました。駒場東邦創立3年目に創刊して今年で第60号を数える「山なみ」は、もはや駒場東邦の歴史そのものと言っても過言ではないと思います。その「山なみ」の執筆に関わることは駒場東邦の歴史を紡ぐことそのものに他なりません。この自らの手で駒東のストーリーを書き上げているという実感こそが部員が活動する支えになっています。僕も部長としてこの雑誌文藝部の活動に参加できたことは大きな誇りです。  下長根君 ▶高校3年駒東を一言で言い表すなら“自由”であると思います。それは自由気ままで束縛されないという意味合いもありますが、個々の意見が尊重されるというのが大きいと考えます。次で60号を迎える「山なみ」は、生徒が自分たちの型にとらわれない意見を外部に発信することができます。この学校の伝統の一つとなった「山なみ」の執筆に関わらせてもらったことは、公的な場への発信という経験とその重さを実感するまたとない機会となりました。府川君 ▶高校3年今野君 下長根君 府川君 発行年月号数「山なみ」特集回文化人訪問/訪問インタビュー(敬称略)専門1998年3月39号長野オリンピックと自然保護35芹沢俊介評論家1999年3月40号環境ホルモン36伊藤芳朗弁護士2000年3月41号脳死37上野千鶴子社会学者2001年3月42号学生の低学力/少年法38上野正彦法医学者2002年3月43号学校五日制39宮川俊二アナウンサー2003年3月44号クローン人間/公園40薬師寺克行政治学者2004年3月45号メディアリテラシー/中東問題41鳥嶋和彦編集者2005年3月46号交通問題/インターネットの危険性42信田さよ子心理学者2006年3月47号"安全について/宗教と倫理/戦後60年 日中の関係 少年犯罪/株取引/水道水の安全"43尾木直樹教育評論家2007年3月48号江戸の学校入学/神田に行ったことありますか44外間守善言語学者・沖縄学研究者2008年3月49号平安の京/コラム5本45宮部みゆき作家2009年3月50号環境問題の究極的解決策を考える/コラム3本46重松清作家2010年3月51号太宰治入門/人間の宇宙観と望遠鏡47ロバート・キャンベル日本文学者2011年3月52号韓国併合/初めての人の漢字入門48金田一秀穂言語学者2012年3月53号エジプト革命/都会の鳥類学49田原総一朗ジャーナリスト2013年3月54号アメリカシェールガス革命/Let's タイムトラベル!!50内田樹思想家・武道家2014年3月55号『電子書籍について』/ディズニーとおもてなし。光と闇51茂木健一郎脳科学者2015年3月56号日本の英語教育の現状/正七角形の「作図」法/スターリングの近似公式の証明52ピーター・フランクル数学者・大道芸人2016年3月57号T4作戦とは/民主主義とは何か/太平洋戦争終結70年に際して/音楽から見る「著作権」の現状と課題53益川敏英物理学者2017年3月58号都市交通の「未来」・新交通システム54藤原正彦数学者・エッセイスト2018年3月59号人工知能革命55池谷裕二脳科学者※1号から38号までは略駒場東邦中学校・高等学校雑誌文藝部「山なみ」の歴史「山なみ」について22

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