駒場東邦 中学校 高等学校
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「駒東時代の私〜そして、今の私」〜OB 座談会〜OB諸氏が集った60周年式典の日、卒業して3年半が経ち、就職や大学院進学など新たなステップを踏み出そうとしている55回生諸君に、駒東生活について振り返ってもらいました。吉岡君小家先生貝沼君橘高君李君岡本君船木君先生:今日は駒東時代のことを思い出して、どういうことを学んだのか、何を感じたのか、思っていたのか。今のみなさんに結びついていることを、大いに語っていただきたいと思います。それでは、始めましょう。お互いの持ち味を生かして学びあう〜それが「アクティブな学習集団」吉岡:高3の時は学校に残って、よく勉強をしていましたね。 李:高3の部屋だけ明るくて、何人かで勉強していた思い出がよみがえってきました。橘高:センター試験の前とかも。船木:みんなが勉強していたからするみたいな雰囲気があった。吉岡:それが苦ではなく、みんなで遊んでいる雰囲気でした。先生:私は「学年便り」で毎回書くワードが「アクティブな学習集団を築く」と「のびのび」。とにかくのびのびと自由に勉強をしてほしいと思っていて。橘高:確かに先生から「勉強しろ」と言われたことはなくて、自然とそういう雰囲気になっていった。先生:放課後に授業している人、結構いたよね。人に教えるというのはすごく勉強になる。そういう意味ですごく面白いと思いましたね。貝沼:夢に向かって楽しそうに勉強している人たちが多いという印象がありますね。橘高:本人たちは好きでやっていて、がんばっているという意識はない。吉岡:根が優しい人が多い。一同:確かに。吉岡:塾とか行った方が効率的なのに、みんなで一緒に勉強したい気持ちがあった。体育祭とか文化祭とかでも、居心地のいいチームワークをみんなが自発的に作っていく。先生:「人の持ち味を尊重する」のが優しいところじゃないかなと私は思いました。橘高:それぞれが好きなことやって楽しんでいたし、個性的なのが尊重されていた。貝沼:文武両道の人が多くて、体育祭で燃焼した人ほど勉強していた気がする。尊敬し合える友人たち、対等な目線の先生方〜そこに一人ひとりの主体性が生かされる船木:一番印象的だったのが、中2の時の友人の会話。「エクセルの関数の しりとりをしている」と言われて「はあ?」って言う感じで(笑)。そうい う頭が切れるすごい人がたくさんいます。刺激をもらえる存在が近くにいるのはすごくいいですね。得意なこと で勝てないのだったら、違うことをやってみようという気にもなるし。岡本:駒東は得意な領域のすみ分けを柔軟にできる人が多いですね。尊敬し合う人間関係を築ける人も多かったです。 李:他人のことに干渉しない人が多いのが印象的でしたね。そういう意味でのびのびしていました。岡本:互いに干渉しないのは、相手に対する敬意があるからだと思うんだよね。先生:それは君らが勉強しようとがんばっていたからだよ。優秀な人たちですから、授業に対して下手はできない。一生懸命考えてもこれで十分というところまでいかない。私たち教員も毎回緊張しますね。吉岡:先生に議論をもちかけると、対等な立場で返事が返ってくる。僕たちの目線まで降りてきて下さる先生が非常に多かった。先生:例えば生徒会でも「何を考えるべきか」を用意しないと対等に渡り合えない。そういう意味でも先生方が勉強しているから、生徒が教員と13

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