かえつ有明中・高等学校
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Diversity多様な出会いを楽しむ探究型の学びを追究する「高校新クラス」という選択 中学の男女別学、帰国生の英語の授業、交換留学プログラムでやってくる海外の学生、そして留学する生徒。さまざまな学校生活を送っています。 中でも特徴的なのが、「高校新クラス」です。このクラスは、中高一貫生が高校生になるときに選択できるクラスのひとつです。 高校新クラスのオリエンテーションは、入学してすぐの5月に英国ケンブリッジで実施する2週間の研修です。 現地ではホームステイをしながら「嘉悦ケンブリッジ教育文化センター」に通います。高1生にとって、自力で現地の路線バスを乗り継いで通学すること自体が冒険です。授業は英語で行われるディスカッションやプレゼンテーションなどのアクティブラーニング。五感を使って学ぶ空間で、苦労しながらコミュニケーションを取り、新しい価値観にも触れる経験をします。これは単なる「新入生のオリエンテーション」ではなく、後の3年間、自ら考え、行動するディープラーニングのスタートなのです。 帰国すると、サイエンス科を発展させた授業「プロジェクト科」が待っています。ここではNPOと連携してワークショップを立ち上げたり、生徒自身が授業を組み立てることもあります。プロジェクト科で関わった社会人や、その道の専門家との繋がりは、中高一貫クラスでも共有することができます。また「高校新クラス」の学びは、中学各教科のアクティブラーニングでも活用されることがあります。普通の高校では得られないような体験をする高校新クラスの友人や先輩と関わることは、新クラスに在籍しない生徒にとっても、貴重な学びの機会になっています。多様な社会を垣間見せてくれる社会人たち 本校の生徒たちは、多くの社会人と繋がりを持っています。職業研究でお話を伺うのは、さまざまな分野で活躍する方。毎年行われる「中学生キャリアの日」に協力して下さる企業の方もいます。生徒たちから発信された「会社を体験したい」との要望に応えて来校した企業の代表は、「ウチのブランドをPRするための会社を創ってほしい」とのミッションを与えてくれました。取り組みの中で、実際に企業の方と打ち合わせをし、コラボ作品を作るなど、長い時間をかけたワークショップとなりました。 高校生の有志が企画した「未来予想café」は、社会人団体JSBN(日本学生社会人ネットワーク)とコラボしたワークショップです。当日は世界で業績をあげる企業の執行役員や国際的なボランティア支援団体、政府各省庁の方や起業家など、さまざまな立場の社会人サポーターが来校し、中1から高3までの生徒たちと語り合いました。このプロジェクトを企画した高校生有志は言います。「大学など、大切な将来に関わる進路を、社会を知らずに決めなくてはならないことが疑問だった」「世の中には素敵な大人がたくさんいて、思いもよらない経験をし、情熱をもって仕事をして生きている」 生徒と社会人との繋がりは、「講演会を拝聴する」だけにとどまりません。ゲストの社会人にとっても「かえつ有明に来てよかった」と思える出会いを、生徒自らが考える機会なのです。北里大学大村智博士とのつながり2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞された学校法人北里研究所北里大学特別栄誉教授大村智博士の奥様は本校の卒業生であり、教員でもあった。地道な研究を続け、大輪を咲かせられた大村博士の机上に、本校の校訓「怒るな働け」のプレートが置いてあるのは有名な話。今年度かえつ有明では、大村先生の生徒向け講演会も予定されている。34

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