かえつ有明中・高等学校
34/50

ダイバーシティ男女が互いの力を補完しあい協働して生きる将来のために安心して学ぶために共学だけど授業は別学の中学期 中学3年間、授業は男女別学のクラス編成で行います。カリキュラム、授業時間数、定期試験の範囲や行事は男女共通でありながら、なぜ授業を別々に行うのでしょうか。その理由は、中学期の男女の発達段階の違いにあります。 宿題の提出率を例に上げましょう。中1の段階では、男子に較べて女子のほうが、提出率が良いという声はよく聞かれます。それは心身の成長の速さが、男子に較べて女子のほうが早いことが一つの理由として挙げられます。つまり、生活および学習習慣を身につける時期が、女子のほうが男子よりも早く訪れる傾向にあるということです。 中学期の男女は、指導方法にも違いがあります。たとえば授業では、女子には達成度や理解度を細かくチェックし、その都度アドバイスを行うような、「寄り添い型」の指導が適していると言われます。一方の男子は、大まかなテーマを提示して「あとは好きなようにやってごらん」と指導したほうが、自分なりの独創性を発揮できる場合があります。 また、中学期は、男子は女子の目を気にせず、女子は男子の目を気にせずに、のびのびと自我を形成したい時期です。理科の実験ひとつ取ってみても、「リーダーシップを取るのはいつも男子」では、女子の自主性が育ちません。あるいはグループワークにおいて、言葉の獲得の早い女子ばかりが発言するのでは、男子は萎縮してしまいます。 小学校に比べて、中学期の学習内容は、量的・質的に格段にレベルがあがり、深度は深く、進度もアップします。成長段階の違いのある中学期は、別学で学習指導を行うことで、より効果的に基礎学力を固めることができます。 高校期になると、心身の成長において、男子も女子に追いついてきます。受験間近になると、男子の成績の伸びが飛躍的にアップする傾向にあるのはよく知られるところです。 中学段階から男女それぞれの特性を生かす形のグループワークを行い、自己・他者理解を深めることで、「男女が共に学ぶ」準備は整っています。高校からは共学となることで、最も身近なダイバーシティである男女の違いを、本校では上手く分離・融合しながら、共に歩める環境となっています。■ 男女の成長曲線に合わせた6年間の流れ別学で学ぶのは中1から中3までの3年間。高1からは進路希望別のクラス編成になると同時に共学クラスになります。別学時期は、授業とホームルームのクラス編成は男女別学ですが、行事やクラブは男女一緒に活動します。また、校舎及びフロアは男女別ではありません。中学1年導入期発展期実現期中学2年中学3年高校1年高校2年更なる学びへ高校3年男女混合クラス編成向き合う認める任せる信頼解放集中夢中別学共学飛躍発展男女別学クラス編成男子クラス女子クラス理解高校新クラス中高一貫クラス中高一貫クラス難関進学クラス一般クラスSchool Concept Book 2018 33

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る