かえつ有明中・高等学校
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言語は思考作業を行うための道具「ランゲージアーツ」で使い方を学ぼう ランゲージアーツとは、アメリカの学校における「国語」です。アメリカでは、民主主義を守るために、母語をいかに活用するかを大切にしています。小学校では「シンキング・スキル」の発達をうながすことに重点を置き、文章の組み立てを理解するための要素、5W1H(who/what/when /where/why/how)を整理するところからはじまり、主題は何か、何を言わんとしているのかなど、客観的に文章を分析する授業が頻繁に行われます。こうしたことからランゲージアーツは「言語技術」と訳されることがあります。 日本の国語には古文や漢文、書道などの時間がありますが、ランゲージアーツでは英語の語法・文法をはじめとしてエッセイライティング、ドラマ、ディベート、文学などの時間があります。つまり、さまざまな切り口から、英語の使い方を修得する授業です。 テキストは欧米の学校で使われているものを使用します。そもそも「言語」は、思考作業を行うための道具であり、ランゲージアーツはその使い方を学ぶ授業でもあるので、クリティカルシンキングの修得は必須です。 たとえば文学作品が題材となる授業では、登場人物や物語の背景などの一人ひとり違う海外生活経験を活かして伸ばす 全学年で200名を超える帰国生。一般生にとっては、海外の文化に触れさせてくれる友だちが身近にいる環境です。 帰国生たちの中には、長く海外で学び、高い語学力やコミュニケーション力を備えている生徒もいます。対話を基本とした海外の授業によって、自分の考えをわかりやすく、論理的に伝えることをトレーニングしてきた生徒もいます。なかでも、歴史的・文化的に異なる背景を持った人たちと交流しながら、自らのアイデンティティを確立しなければならない経験が、彼らを大きく成長させてきたのでしょう。 海外生活で培ってきた力は、グローバル化の進む日本をリードする基盤となるものです。せっかく培ってきた能力を、埋没させてはいけない。それがかえつ有明の帰国生教育です。 帰国生たちは、海外で生活した地域や期間はさまざま、英語力も一人ひとり違います。そこで帰国生の英語授業は、各人のレベルに合わせて3つのクラスに分かれます。長年英語圏で暮らし英語で充分に授業も受けられるレベルのオナーズ(Honors English Class)、英語力としてはまだ鍛錬を積んだ方が良いアドバンス(Advanced English Class)、主に日本人学校出身を想定して、英語力は一般生と同等のレギュラー(Regular English Class)です。ここではオナーズを例にお話しします。帰国生用の英語で書かれたガイドブックも併用してご覧ください。オナーズクラスの英語は「知の理論」としてのフィロソフィとランゲージアーツです。現地または現地インターナショナルスクールレベルの授業が展開されます。海外で受けた教育を眠らせない帰国生の英語教育帰国生の英語の授業ランゲージアーツグローバル学年帰国生数中1 43名中224名中338名高140名高237名高325名■帰国生の主な滞在先と分布School Concept Book 2018 27

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