かえつ有明中・高等学校
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Global英語を「読む、書く」の技能もコミュニケーション力であるして伝えようとします。相手が答えに詰まるときには、質問者が問いを変えるなど、お互い工夫し合って一生懸命言葉をつなごうとするのが「コミュニカティブ」な授業です。ペアワークはお互いが知っている言葉を共有し、お互いに刺激しあう「教え合い」の場でもあります。授業を理解しなければできない「ノートテイキング」 英語クラスにおいて、特徴的なのは中1の最初から挑戦する「ノートテイキング」です。ノートに綴る言語はもちろん英語です。どの教科でも、ノートを取るためには、授業の内容を理解していなければなりません。ただ板書したものを書き写すのではなく、自ら思考し、表現することが求められます。 では生徒たちは、どのようにノートを取るのでしょうか。実際の中1生のノートを見てみましょう。 ノートテイキングは、授業の題材となっている事柄を理解し、ノート上に再生する作業です。耳から入る言葉を単純に書き取るのではなく、「自分にとってどれが必要な情報なのかを考え、選択する」という訓練でもあります。 ノートテイキングの後には、授業をノート上に再生したメモを、他人が読んでも概要がわかるように文章にまとめる「サマリーライティング」を行います。さらには「サマリースピーキング」によって、声に出して人に伝える訓練を行います。 この3つの作業は、「アカデミックイングリッシュ」を意識した実践です。情報分析を行い、文章を構成・再構築できる英語力があれば、英語の文献も和訳せずに読みこなすことができるはず。大学の講義を英語で受ける「知の探究」も可能なのです。文法は日本語で勉強する。プリントで予習し、小テストで確認する。 リーディングやライティングにおいては、コミュニカティブな取り組みと結びつきにくいところですが、たとえば文章を読むとき、筆者の伝えたいことを「汲み取る」のはコミュニケーションの一つです。文章を書くときも、「人に伝える」というコミュニケーションが基本にあります。 そこでポイントとなるのが文法です。アカデミックな英語を使いこなすためには、文法は体系的に教え、しっかりと修得する必要があります。 そこで文法は「朝学習も使って体系的かつ感覚的に学ぶ」のが基本的な進め方です。基本的に英語学習はオールイングリッシュです。しかし「英語がわからないから、文法を理解するまでに時間がかかる」という状況は避けたいところです。そこで授業の中だけでなく、プリントで予習し、朝の小テストで確認するという循環で学ぶのです。 4技能すべてにおいてコミュニケーション力を意識するとき、試験のあり方も変わります。定期テストに組み込むのは「推測・評価・表現」を問う問題です。 たとえば「この話のノートテイキングとして、ふさわしいものを選びなさい」といった出題がされます。また、「この話の続きとして考えられるものはどれか」という問いであれば、「推測する力」を測っています。 英語のテストで問うことは、「授業でやったことを覚えているかどうか」の点数ではありません。大切なのは、授業を理解できたからこそ取れるコミュニケーション力なのです。■ 文法はどうする?イラスト入りの「受動態」確認プリント。文法のイメージを大切にしながら、平易な言葉使いで文法を説明しています。このプリントを予習し、次の朝テストで確認します。24

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