かえつ有明中・高等学校
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積極的な発言やレポートの内容をルーブリックで評価するDEEP learningニングこそが、これから求められる学びなのです。各教科、日々の授業で実践するディープラーニング ディープラーニングの授業は、各教科に浸透しています。 たとえば、ある日の数学の授業を紹介しましょう。 一つの分野についての講義が一段落したとき、生徒たちはプリントに取り組みます。そこで1人の生徒が教室を廻り、他の生徒の疑問や質問に答えます。質問に答える生徒は、自習室で待機して、生徒の学習をサポートするチューターのような立場であり、「ミニ先生」の役割を担っています。「ミニ先生」が人に教えるためには、自分自身が「人に教えられるほど」授業の内容を理解していなければなりません。また、人に教えながら、自分が得た知識を整理することもできます。質問する側にとっても、「次は自分がミニ先生になれるように頑張ろう」という意欲も湧いてきます。 授業がアクティブになると、生徒の意識は知識を与えられるのを待つ受け身の立場から、「広く深い知識は自分から掴み取らなければ得られないのだ」という能動的なものに変化します。能動的な学びをするためには、まず「授業が楽しい」と思えることが基本です。このような授業を行いながらも、モデル・コア・カリキュラムでその知識量が担保されていることにより、無理なくディープラーニングが可能となります。 その手法やルールは各教科の特性、そのクラスや学年の特質や成長段階にあわせて変化するもので、「グループディスカッションとプレゼンテーションをしなければならぬ」と決められたものではないのです。ディープラーニングの評価基準「ルーブリック」 従来型の知識の量を計る基準として、小テストや中間・期末テストといった、従来通りのテストがあります。100点満点で、間違えたものを減点していく方式です。 しかしディープラーニングの学びには、従来通りのテスト・評価方法では計れない学びが多々あります。ディスカッション・グループワーク・レポートなどは、正解があるわけではないので、どう評価するかが非常に大切になります。それを見る教員の側がフィーリングでA・B・C・Dなど付けた場合、生徒の側はどうしてそのように評価されたか分かりません。やる気も生まれないことでしょう。 この学びを見える形で評価する基準が「ルーブリック」です。 ルーブリックではマス目を使って評価します。縦軸に複数の評価項目を置き、横軸にはその到達レベルを定義します。対象の学びが各評価項目のどのレベルまで到達しているかを測ることで、客観的な評価が実現可能となります。 自分自身がどのレベルに到達しているのか、次のレベルには何が求められているのか、さらに高次にいくには何が求められているのかが、言葉で示されています。評価が明確に可視化されているので、階段でいえば次の段が見えている状態です。このようなルーブリックの最大の効果は、生徒が自らの立ち位置を自覚し、より高い次元を目指そうと意欲的に学ぶことができることです。目標が見えることで次のステップに行きやすくなっています。また、その評価軸について、教員と生徒が共に理解しているので、お互いに納得ができます。結果としてモチベーションに繋がっていくのです。■かえつ有明の教育を保証する モデル・コア・カリキュラムの写真18

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