かえつ有明中・高等学校
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DEEPlearningディープラーニングアクティブラーニングからディープラーニングへ グローバル社会、AIの台頭など、私たちの生活が急速に変わりつつあります。そのような時代、教育に求められるのは、知識を単に知識に留めるのではなく、学んだ知識を使って新たな問題を発見し、解決できる、創造的な力の育成です。このニーズを受けて現在、教育の世界で試行錯誤されているのが「アクティブラーニング」です。アクティブラーニングで身につけたいのは、知識を活用するための「思考力・判断力・表現力」です。また、「アクティブ」という言葉からもわかるように、活動的な授業形態を通じて、主体性を持って、他者と協働しながら能動的に学ぶことも求められています。しかしアクティブラーニングというと、「グループ学習」であるとか「発表」に主眼が置かれ、「能動的に何を学び、何を獲得するか」が明瞭にならないという声があります。 ここで本校が長年実践してきた「アクティブラーニング」の一例を紹介しましょう。 中3生の春の遠足は「鎌倉自主研修」です。本来はクラスの親睦を深めるための遠足ですが、そこはかえつ有明です。鎌倉を研究し、紹介のためのプレゼンも行います。ポスターセッション形式で、鎌倉の魅力を伝えます。生徒たちがまず取り組むのは「鎌倉はどんな町なのか」の情報収集です。鎌倉にある建物、風景を形作る地形、そして歴史的背景について情報を収集します。また発表するための写真の撮影も研究します。プロのカメラマンを招き、どのような構図・どのような光の使い方をすると相手に伝わるかを学び、自身で試してみます。 この研修では、理科・歴史・経済・国語など様々な視点から学習する、螺旋状の学びを体感します。最後には自分の撮った写真を鎌倉のフォトコンテストに応募する準備を行います。アクティブラーニングを実践するとき、主眼を置くのは、授業形態ではなく、思考力・判断力・表現力を身につける「深い学び=ディープラーニング」であるべきです。 これからの社会に求められるのは、アクティブラーニングから更に一歩進んだ広く深い学びです。かえつ有明は「ディープラーニング」としてその答えを提示しています。16

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