学校へ行こう <中学入試編>学校見学のすすめ

1.学校を見学する必要はあるの?

私ども東京私立中学高等学校協会には「各私立中学校が開いている学校説明会などには参加した方がいいのでしょうか?」というご質問が多数寄せられます。 そこで、まず学校説明会への参加など、学校に直接足を運ぶ意義についてご説明したいと思います。

ご存じのように各私立学校には「建学の精神」があります。 つまり、「私はこういう教育をして、こういう人間を育てたい。」と思い立った人(創立者)が、自ら財産を投じて創った学校なのです。 当然ですが、創立者によって育てたいと願う人間像がそれぞれ異なりますので、各学校の教育目標や教育方針、そして何より、それらが築いてきた学校の雰囲気(いわゆる校風)も、それぞれ違った特長があるのです。 ですから前もって学校説明会や文化祭などの公開行事に参加して、学校の雰囲気や教育内容や教育方針がご家庭の願いや方針と合っているか確認することが非常に大切になってきます。 入学したものの「私にはこの学校の雰囲気が合わない」というミスマッチは避けなければなりません。 洋服を買うときに試着するのと同じように、お子さまに本当にピッタリ合う学校なのか確認していただきたいのです。

2.まずは学校に行ってみましょう

少しでも私立中学校に関心をお持ちであれば、まずは1回、興味を持たれた私立中学校や、お住まいの近くにある学校を見学し、校長先生のお話などを聴いてほしいと思います。 そしてその学校がどんな教育方針のもとでどのような生徒に育てようと考えているのか、また実際の生徒の活動や様子をご覧になり、公立学校とは違った私立学校ならではの良さや活き活きとした雰囲気を感じ取ってください。

学校へ行く―ハードルが高いなあと感じられるかもしれません。でも学校はお子さまや保護者の皆様に見学してもらいたいと思っています。予約なしで見学できる学校もたくさんあります。ですから最初は「ちょっとのぞいてみよう」くらいの気持ちで良いので、気軽に足を運んでみてください。 また、学校の前まで行ったものの、「中に入りたくない!」と言って校門をくぐれないお子さまがいるとも聞きます。ほかの学校ではそんなことはないのに、です。その学校の雰囲気に直感的に合わないとお子さまが感じるからなのでしょうが、もし、それが入試当日であったらと考えると・・・。 そのような悲劇を起こさないためにも、受験する可能性のある学校には、前もって2度、3度と足を運ぶことがいかに大切か、おわかりいただけると思います。入学すれば、お子さまはほぼ毎日、6年間通学します。お子さまのため、そして保護者の皆様のためにも、私ども協会は学校に足を運んでいただくことを強くお勧めしております。

学校説明会ってどんなことするの? 各校の説明会等のイベント情報

 小学校1・2・3年生の保護者の方へ

まだたっぷり時間がありますので、説明会にもリラックスして出かけられる時期です。 保護者の方はこの時期に何校か訪問しておくと良いでしょう。
また、お子さまと一緒に文化祭などの行事に参加することをお勧めします。 笑顔いっぱいのお兄さんやお姉さんを間近で見ることで、私立中学校に興味を持つきっかけになります。 一度にたくさんの学校のことを知りたい方は、ひとつの会場に多くの学校が集まって、お子さまや保護者の皆さまからの質問にお答えする「合同相談会」に参加して、学校のパンフレットをもらうのが良いでしょう。 合同相談会は、知らなかった学校に出会えるチャンスです。 興味を持った学校があれば、どんどん先生に質問してください。 素敵な出会いが待っているかもしれません。



合同説明会ではどんな質問をしたらいいの?

 小学校4・5年生の保護者の方へ

6年生になると、土曜日や日曜日が塾や模擬試験と重なってきますので、時間を自由に使えるこの時期に、お子さまと一緒に多くの学校を見学してもらいたいと思っています。この段階ではあまり数校に絞らず、広く見学しておくことが大切です。東京には180校以上の私立中学校がありますので、初めて聞く名前の学校も多いかと思いますが、そのような学校の中に、お子さまと保護者のご希望にピッタリ一致する場合もあります。何校か訪問すれば、「あの学校の雰囲気が良かったな」と比較できるようになります。 文化祭で在校生に優しく接してもらったり、オープンキャンパスなど体験型の催しに参加して先生とお話ししたりするのは、私立中学校に行きたいという、お子さまへの強い動機づけになることも多いのでお勧めです。 お子さまと保護者とで気に入った学校が異なる場合も多いと思いますが、6年間通うのはお子さまであることを常に意識した学校選びを心がけることが何よりも大切だと考えます。

合同説明会ではどんな質問をしたらいいの?

 小学校6年生の保護者の方へ

4月~夏休み前

第一志望校を決められるよう、これまで見学した学校の情報を基に、ご家族で話し合ってください。 ここでもお子さまが6年間通えるか(お子さまが気に入っているか、性格に合った学校か、通学時間は大丈夫か)ということを優先的に考えていただきたいと思います。
これまで多くの学校を見学し、複数の学校同士の比較ができていれば、質問したいことがいくつも出てくるものです。
また、私ども協会が5月に有楽町の東京国際フォーラムで行う「東京私立中学合同相談会」も、学校選びにぜひご活用ください。

8月

夏休みです。 すでに第一志望校は決まっていると思いますが、まだ迷っている、併願候補の学校に行っていない、といったことであれば、協会が主催する「東京都私立学校展」に足をお運びください。
唯一の全校参加によるイベントです。 がんばっているお子さまの息抜きも兼ねてご一緒に参加してみてはいかがでしょうか。 当日の説明を聴いて学校の理解が深まれば、その学校の説明会や文化祭などの魅力が一層高まります。

合同説明会ではどんな質問をしたらいいの?

9月~12月

併願校を決める時期です。これまでに多くの学校を見学されていれば、お子さまに合った学校がいくつか見つかっているはずです。その中からチャレンジする学校、安全圏にある学校などを、入試日程を確認しながら選択してください。通うことになるかもしれない学校です。第一志望校同様に、学校説明会での個別相談会を利用して積極的に質問するなど、親子で納得して学校を選んでください。 また、11月~12月に入試問題説明会を行う学校も増えています。受験する可能性があるならお子さまと一緒に参加された方が良いでしょう。ただし、模擬試験などで参加できない時は、おひとりで来られる保護者も多くみられます。
なお、受験する可能性のある学校の願書は早い時期に入手し、必要書類の準備等をしておきましょう。

合同説明会ではどんな質問をしたらいいの? 私立高校入試の仕組みについて

1月~入試まで

年が明けると出願開始の1月20日まではあっという間です。受験予定の学校の入学願書は揃っているか、出願書類に貼る写真の準備はできているか等、余裕をもってチェックしてください。出願時に通知表のコピーを提出する学校もあります。冬休み中に必要部数をコピーしておくことを忘れないでください。
準備が整いましたら、しっかりと体調管理に努め、入試当日を迎えてください。4月には素敵な中学校生活が待っています。頑張ってください!

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